5月の勉強会 -BLS 介護職員が学ぶ一次救命処置-

5月27日の18時から、諏訪広域消防署の職員2名様をお招きして、「介護職員が学ぶ一次救命処置」の勉強会を行いました。

利用者様のお宅にお邪魔することが日常業務であり、また、付き添い等もありますので、いざという時に備えた知識が必要となります。

医療者のみにとどまらず、我々もしっかりした知識と技術を身につけようと思いす。

講師から一連の流れを学び、職員一人ひとりが訓練用人形・AEDを使って救命処置の実習を行いました。

 

アルゴリズム

①反応の確認
②119番通報とAEDの依頼
③呼吸を見る
④胸骨圧迫(心臓マッサージ)
⑤気道確保・人工呼吸
⑥心肺蘇生30:2
⑦AEDの操作

 

【胸骨圧迫(心臓マッサージ)】のポイント
・胸の真ん中に手のひらの基部を当て、もう一方を重ねる
・胸骨圧迫は、圧迫部位やテンポは100~120回/分
・深さは約5㎝(6㎝を超えない)、30回しっかりと圧迫する

【人工呼吸】のポイント
・1回1秒かけて胸の挙がりが見える量を2回吹き込む

【心肺蘇生30:2】のポイント
・胸骨圧迫30回と人工呼吸2回の繰り返し

【AEDの操作】のポイント
・一番はじめに電源を入れ、音声ガイドに従って操作する
・パットを胸の右上と胸の左下側に貼る、胸が濡れているときは拭いてから貼るようにする
・AEDが自動で電気ショックが必要か必要でないか、解析する必要であれば、ショックボタンを押す
・解析時とショック時は誰も傷病者に触れない
・「ショックは不要」とのメッセージが出たら胸骨圧迫から心肺蘇生を継続する

 

学んだ知識の元、一つ一つの動作を丁寧に行うことで、エビデンスにそった救命処置が出来るようになりました。

しかし、一回きりでは直ぐに忘れてしまうため、継続した学習と実習が必要と感じました。

最後に修了証を頂きました。