2月の勉強会 -認知症の利用者との接し方について-

2月19日に定期勉強会を行いました。
今回は、私たちの利用者様にも多い病気である「認知症」に関することになります。
講師を務めて頂いたのは、諏訪赤十字病院 坂田雄二先生です。坂田先生は、認知症ケア専門士、認知症ケア介護実践者研修終了、介護支援専門員という認知症に関するスペシャリストです。

認知症ケア専門士とは、「認知症ケアに対する優れた学識と高度の技能、および倫理観を備えた専門技術士を養成し、わが国における認知症ケア技術の向上ならびに保健・福祉に貢献することを目的」とする資格と学会で定義されています。

今回は、認知症患者様で利用して頂いている方々が、今何に困っているのかを的確に把握できるよう、そして、少しでも良い状態に持って行けるように、認知症を持っておられる利用者様との接し方について学ぶことができました。

以下が、当日学んだ内容になります。

 

【言動に影響を与える5つの要因】

① 脳神経疾患
② 性格・ストレス対処スタイル
③ 生活歴(経験)
④ 健康状態
⑤ 環境(社会心理)

怒る ⇒ 利用者からのサイン

良くない状態・心理的ニード が満たされない状態

 

良い状態・心理的ニードが満たされた状態 ⇒ 言動・行動が改善

 

 

【認知症】

目(見る) 耳(聞く) 舌(味わう) 鼻(嗅ぐ) 手(触る) 思考、注意、推測、記憶

理解、判断力の機能、力が脳の病気で弱まり生活に支障が出る

知っているようで、実は全く理解していなかったと感じた勉強会でした。
本日学んだ認知症に関する知識を今後の介護に役に立てていこうと感じました。坂本先生、本当にありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願い致します。