11月の勉強会 -薬と上手につきあうために-

11月25日に定例の勉強会を行いました。
今回のテーマは、「薬と上手につきあうために」ということで、アイン諏訪薬局の薬局長 牛山正裕先生に講師をお願い致しました。介護者でもわかる丁寧な説明をして頂き感謝致します。

 

【薬は、正しい使い方をしないと効き目が現れない】

服用するのを忘れた事に気づいたら、次の3つの方法で対応する

・ 通常の服用時間からあまり時間が経っていない場合、すぐに忘れた分を服用し、次の服用時間を少し遅らせる

・ 次の服用時間まで、あまり時間がない場合は、忘れた分は服用しない

・ よく分からない時は自分で判断せず薬剤師に相談する

 

薬の副作用

・ 皮膚の蕁麻疹・発赤

・ 嘔吐、下痢

・ 咳、声のかすれ、鼻づまり、チアノーゼ

・ 頻脈、不整脈、血圧低下

・ ふらつき、転倒

・ 尿の色が赤い・回数が減る

 

薬には、食べ物や飲み物によって効果が変わる事がある

・ ワーファリンと納豆

・ 血圧降下薬とグレープフルーツ

 

高齢者の薬剤管理のチェックポイント

・ 加齢とともに服用する薬が増える

・ 加齢に伴う体質や機能の変化

・ 薬の飲み忘れ等による症状の変化

高齢者の方に気をつけていただきたいこと

・ 飲みまちがいに注意

・ 副作用に注意

・ 飲み合わせに注意

 

 

1) 飲み忘れ、飲みまちがいを防ぐには、投薬カレンダーを使ってみる
2) 薬の飲み方にひと工夫

・ 飲む前に口の中を湿らせておく

・ 飲み込む時はうなずくようにあごをひく

・ 飲み込みにくい場合は、ゼリーやプリン、おかゆなどの食品と一緒に飲む

・ コップ一杯の水またはぬるま湯で飲む

・ 飲んだらすぐに横にならない