9月の勉強会 -障がい者の虐待防止に関して-

 【障がい者の虐待防止に関する勉強会】

開催日:9月25日
講師:諏訪市社会福祉課 千野先生

平成24年10月1日に施行された「障がい者虐待防止法」から、5年の歳月が経ちました。
日常的な虐待を防ぐためには、ひとりひとりが問題を認識して、小さな兆候を見逃さずに早期発見することが大切となります。

私たち介護者も日常的に身近に起きているかもしれない「障がい者への虐待」に対して注意深く観察することが必要なのかもしれません。

世の中ではDVやネグレクトという言葉も定着しつつあります。
介護疲れからくる自殺、殺人事件もニュースで目にすることも多くなりました。介護施設の職員による殺人事件なども起こっています。
いつどこで我々も接することになるのか、今はそんな世の中なのかもしれません。

今回、諏訪市社会福祉課から先生をお招きして、障がい者に対する虐待について一から学びたいと思いました。
日々の介護に活かしつつ、正直、遭遇したくも見たくもありませんが、状況によっては早期発見に貢献出来れば幸いと思っています。

 

1.障がい者への虐待を3つに分けると
① 養護者による障がい者虐待
② 障がい者福祉施設従事者等による障がい者虐待
③ 使用者による障がい者虐待
※ 養護者とは、障がい者の身の回りの世話を行う家族や親族のこと
※ 使用者とは、障がい者を雇用する事業主など

2.障がい者虐待の行為は5種類に分けられる
① 身体的虐待 ⇒ たたく、殴るなど
② 性的虐待 ⇒ お尻や胸を触る、裸にするなど
③ 心理的虐待 ⇒ 仲間はずれにする、おやつ抜きなどの罰を与えるなど
④ 放棄・放任(ネグレクト) ⇒ ご飯を食べさせない、お風呂に入らせないなど
⑤ 経済的虐待 ⇒ 日常生活に必要な金銭を渡さない、勝手に預貯金を使うなど